みなさん、こんにちは。
みなさんは本を読むことが好きですか?もし好きであるならば、洋書を読んで、楽しみながら英語力を磨くことに興味はありませんか?
私は、大学院留学をする前に、読解力を上げるために洋書の多読に挑戦に英語力を上げることに力を入れました。
洋書の多読は非常に効果的な英語学習方法です。この記事では、私の実体験をベースに感じられた、洋書多読の効果、洋書多読のやり方、本の選び方、そして英語のレベル別おすすめの洋書を15冊ご紹介します。
おすすめする15冊は全て私が読んだ本です。英語が読みやすいだけでなく、内容も非常に興味深いのでぜひ興味がある方は読んでみてください。
洋書多読の効果

洋書を多読することで得られた効果は下記の5点です。
- 英語を読むスピードが上がる
- 新しい単語やフレーズを学ぶことができる
- 大量の英文を読むことに対する抵抗感がなくなる
- リスニング力が上がる
- より自然な英語を身につけることができる
それではそれぞれの効果について詳しく解説します。
英語を読むスピードが上がる
洋書、つまりたくさんの英文を読むことで脳が英語を読むことに慣れていきます。
これは日本語の本であっても同様です。普段から本や文章を読むことに慣れている人は、そうでない人と比べると速く文章を読むことができるものです。
英文を読むスピードが上がることで、さまざまな英語の試験のリーディング問題に役立つでしょう。特にTOEICやIELTSといった短い時間で大量の問題を解き進める必要があるタイプの読解には速読力は不可欠です。
新しい単語やフレーズを学ぶことができる
洋書を読んでいると必ずと言って良いほど新しい単語やフレーズを目にすることがあるでしょう。
人間は、1つの単語やフレーズを覚えるのに最低6回は目にしないと覚えられないそうです。そのため新出の単語やフレーズが洋書の中で6回以上登場することがあれば、その単語やフレーズを身につけることができる可能性が高まると言えます。
大量の英文を読むことに対する抵抗感がなくなる
多くの洋書を読むほど大量の英文を読むことに対する抵抗感がなくなります。
この効果が私には最もありがたい効果でした。それはモナッシュ大学への大学院留学の中で日々多くの論文を読み進める必要があったからです。大学や大学院留学に出発する前に、洋書の多読でトレーニングしておくことは非常におすすめです。
リスニング力が上がる
洋書の多読のやり方は後述しますが、返り読みせず、英文の冒頭から英語の語順で読み進めることを習慣づけてもらいます。
日本語と英語は文構造が異なるため、英語を日本語に訳すとき、英文の最後から最初に向かって訳していくことが多いです。しかしこのような訳し方は時間のロスです。英語を英語のまま、英文を冒頭から訳す習慣をつけることで、短時間でより多くの英文を読むことができます。
そして、英文を英語の語順で読むことができると、リスニングでも役立ちます。リスニングは、リーディングと違って、返り読みができないことから、英文を頭から順々に理解する必要があるからです。そのため、洋書多読によって、リスニング力も並行して磨くことができるでしょう。
より自然な英語を身につけることができる
残念ながら中学、高校で学ぶ英語の教科書の英語は「正しい」英語ではありますが、「自然な」英語であるとは言えません。
しかし、洋書はネイティブスピーカーによって書かれていることがほとんどですし、仮に英語圏のネイティブスピーカーによる作品でなくても、出版前に校正が入っているため、日本の中学校や高校で学ぶ英語よりもナチュラルな英語表現や細かい単語のニュアンスを学ぶことにうってつけでしょう。
洋書多読のやり方

洋書の多読のやり方は、基本的には日本語の本を読むことと同じです。ただひたすら読み進めます。しかし、読み進める際は下記の点に気をつけましょう。
辞書を極力使用しないで読み進める
洋書を多読する際には、辞書を使わないで読み進めましょう。洋書多読の目的は「たくさんの英語に触れる」ことです。辞書で単語を調べている手間と時間がもったいないです。そして、単語を調べるという作業が途中で入ってしまうと、集中力が途切れたり、多読のモチベーションが下がってしまう危険性もあります。
何度も文章中に登場する語でキーワードになりそうな語であったり、その語が分からないと本の内容が理解できないといった場合のみ辞書を使うように心がけてください。
そのため、辞書を引かなくても80〜90%程度内容が理解できるものを選ぶことで挫折せずに済むため、本を選ぶ際に、自分の英語よりも少しレベルが低い本を選ぶことをおすすめします。
返り読みをしないで、頭から順番に読み進める
英語と日本語は文構造が真逆であることがほとんどです。そのため、英文を日本語に訳す際には、英文を最後から冒頭に向かって訳していくことが一般的です。
しかし、このような読み方をしてしまうと時間がかかります。そして、リスニングでは返り読みならぬ「返り聞き」ができないことから、英文を冒頭から順に読み進めて理解できるようにするトレーニングが必要です。そのようなトレーニングに洋書の多読はピッタリと言えます。
英語を英語の語順のまま理解できるように習慣づけましょう。最初は時間がかかって大変かもしれませんが、徐々に慣れていきます。もし、返り読みをせずに英文を読むことが難しい場合は、その洋書があなたのレベルに合っていないのかもしれません。もう少し易しい洋書を選ぶようにしましょう。
分からない箇所は飛ばす
これは上記の「辞書を極力使用しないで読み進める」と連動しますが、分からない箇所があっても読み飛ばすようにしてください。
読み進めていくと理解ができることが多いです。
読み飛ばすレベルは1単語、1行、1ページ様々でしょう。心配せずにどんどん読み進めましょう。いくら読み進めても理解できない、そして理解できなくて読むことがつまらなくなってきた場合は、あなたのレベルに合っていない洋書である可能性もあります。その本はやめて、次の洋書選びに移ることがおすすめです。
飽きたり、つまらなかったらやめて次の本へ
これは上記の「分からない箇所は飛ばす」と内容が重複しますが、面白くない本を無理に読み続ける必要はありません。
多読の効果を感じるまでには約1年ほどかかり、継続的な多読活動が必要です。そのため、多読を「つまらない」もの、または「苦痛」と感じてしまうと、継続が困難になってしまうでしょう。
「楽しい」と感じられる洋書のみ読むようにしてください。もったいないと感じてしまうかもしれません。しかし、その洋書を読むのにあなたの英語力が足りないだけかもしれません。その際は、また時間を置いてチャレンジしてみても良いでしょう。次の本へ移る勇気を持つことが大切です。
洋書の多読と精読の違いは?

多読と精読は全く異なります。
分からない単語があっても辞書を使わずにどんどん読み進めていく多読とは異なり、精読は1つ1つの英単語の意味をきちんとおさえて、さらにはそれぞれの英文の構造の理解もする必要がある読み方です。
読み方が異なるので、精読と多読とでは目的も異なります。精読をすると、単語力や、英文法の理解を深めることができて、最終的には英文を読むスピードを上げることに繋がるでしょう。
多読と精読のどちらが良いというものではありません。それぞれ目的やゴールが異なります。そのため、どちらもバランス良く取り組むことがおすすめです。
洋書の多読にはkindleがおすすめ!

私は洋書の多読をするのにkindleを活用していました。Kindleは洋書の多読に非常におすすめです。Kindleで洋書を多読するメリットは下記の4点です。
数十冊、数百冊を持ち歩くことができる
私はオーストラリアの大学院に留学していました。新型コロナの影響で日本に帰れず、kindleのおかげで日本の本や洋書を簡単に購入することができました。
読書好きな人にとっては、いつでもどこでも数十冊、数百冊もの本を手軽に持ち歩くことできるのは魅力的でしょう。
辞書機能があって便利
Kindleには辞書機能があり、英文を読んでいて意味が分からない箇所があったら、その単語をタップすると意味が表示されます。
しかし、「洋書の多読で辞書をひくのは良くないんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
「辞書機能」の中でも”Wikipedia”の項目を活用すると英英辞典のように英語で定義が表示され、これを読むことは英語力向上にも役立つためおすすめです。
英和辞典、Wikipediaいずれの辞書を使うにせよ、電子辞書やスマホを片手に洋書を読まなくて済むのは非常に便利ですね。
紙書籍より安く入手できる
Kindleで洋書を購入すると紙の書籍で購入するよりもかなり安く入手できることが多いです。
上記にもありますが、洋書多読を継続させるコツは楽しむこと、つまりつまらない内容だったり、飽きてしまったら次の本に着手することが大切なのです。
そのため安く入手できることで、あまり躊躇せずに次の洋書に着手しやすくなるでしょう。
オリジナルの単語帳を作ることができる
Kindleでは単語を「単語帳」に登録することができます。単語帳に登録した単語はフラッシュカードのように使うことができ、その単語を覚えたかどうかを確認するのに活用することも可能です。英語学習者には非常に便利な機能であると言えるでしょう。
自分に合った洋書の選び方のポイント

次に自分に合った洋書の選び方のポイントを3つご紹介します。洋書多読のやり方の項目でもお話した内容と重複する点がありますが、こちらでも改めてお話します。
難しすぎる本を選ばない
洋書の多読では単語や熟語を辞書で調べることはあまり望ましいことではありません。しかし、難しい単語や熟語が多すぎると、つまらないし挫折してしまう可能性があるでしょう。
目安としては自分の英語力より少しレベルが低めの洋書からスタートさせること、そして、可能であれば数ページ試し読みしてみて、辞書を使用しなくても80〜90%ほど内容が理解できるものを選ぶことがベストです。
自分が興味がある内容や題材の本を選ぶ
洋書を多読すると、英語力を磨き上げることだけでなく、楽しいひとときが過ごせたり、新たな知識を得ることができます。そして繰り返しますが、多読は「継続」が大切であることからも、「楽しい」と感じることで継続しやすくなるでしょう。
このような理由から、自分が興味がある内容や題材の洋書を選ぶように心がけてください。
ページ数が少ない本を選ぶ
これは洋書多読初心者にありがちなのですが、最初は意気込んで分厚い洋書にチャレンジしたがる人がいるかもしれませんが、これは絶対にやめましょう。
薄い本であっても、一冊の洋書を読み切ることができれば大きな自信になり、洋書の多読がより楽しいと思うことに繋がります。このような小さな成功体験が積み重なることで洋書多読が習慣にもなるでしょう。
そのため、特に最初はページ数が少ない薄い本からスタートさせて、徐々に分厚い本にチャレンジすることがおすすめです。
洋書多読の効果はどれくらいで感じられるの?

残念ながら、多読の効果は2〜3冊の洋書を読んだ程度では感じることはできません。長期間継続的に進めることが大切です。
ただ、目安としては100万語読む、またはこれまでに読んできた洋書を積み重ねたときに自分の身長と同じくらいの高さになるほどの洋書を読むとブレイクスルーに達すると言われています。
これほどまでに達するには、1日にどれほどの時間を洋書の多読にかけるかにもよりますが、およそ1年はかかるでしょう。
非常に時間がかかることから、「楽しい」と思える洋書を選ぶ必要があるのです。
筆者が実際に読んだおすすめ洋書15選

最後に、私が実際に読んだ洋書の中でおすすめな15冊をご紹介します。
100 Tricks to Appear Smart In Meetings
「会議で賢く見せるための100のトリック」。タイトルは一見マジメで役に立ちそうですが、この本は完全にふざけた本です笑
例えば、「ベン図を書くと賢そうに見える」「プレゼンテーションの発表者に前のスライドに戻るように指示する」「会議中に、重要な電話を受けたふりをして出ていく」と言ったふざけたテクニックを100個紹介しています。
ですが、「なるほどな」と思えるようなテクニック、他にも「これ、同僚の◯◯さんもよくやってるかも…」とニヤニヤ笑えるようなテクニックもあり、読み進めずにはいられません。
214ページある本ですが、挿絵が入っており、物語と違って分からないテクニックが書かれていても飛ばして、次のテクニックを読めば良いので読みやすい洋書です。
Penguin Bloom
ペンギン・ブルーム」は実話をもとにした話で、映画化もされました(映画は「ペンギンが教えてくれたこと」というタイトルです。)。オーストラリアに住む女性がある事故で下半身付随になり、人生に絶望感を覚えます。ある日、彼女の息子の1人が怪我をしたマグパイ(カササギ)のヒナを救って家に連れて帰ってきます。身体の色が白黒であることからその鳥を「ペンギン」と名付けて育てることになりました。そして、そこからペンギンと、女性の交流が始まるのです…
非常に心温まるお話です。私は映画も見ましたし、本も読みました。本には、ペンギンと家族の写真が所々出てくるので、イメージも湧きやすいでしょう。また英語も平易なので読みやすい洋書であると言えます。
映画は演じている鳥がものすごく可愛かったです!興味がある方は映画も併せてご覧ください!
Winnie the Pooh
“Winnie the Pooh”は「くまのプーさん」の原作本です。
176ページの本ですが、可愛らしい挿絵がところどころ入っているのと、平易な英語が使われているので飽きることなく楽しく読めることは間違いないでしょう。英語初心者に特におすすめの洋書です。
プーさんは少し頭が弱いという設定なので、英語のスペリングミスをしたり、issueという単語をくしゃみだと勘違いする場面がいくつか見られます。プーさんのそのようなミスを見つけられると更に楽しく読み進めることができるでしょう。
Holes
Holesは1998年に発表された、10代の若者をターゲットにした小説です。若者をターゲットにしている本とは言え、大人でも十分に楽しめる内容ですよ。現在でも多くの英語学習者が洋書の多読に愛読している本の1つです。
使用されている単語は比較的平易なものが多く、1文が短いため、読みやすいでしょう。レベルは英語初級者から中級者向けです。
物語はその名の通り、主人公とその仲間たちが毎日「穴」を掘らされているのですが、その目的が全くわかりません。そして、物語は過去のエピソードと現在が交錯しながら進みます…やがて、それぞれ関係がなさそうな過去と現在が結びつき、主人公たちとあなたは徐々に「穴」を掘っている理由を知っていくことになります。
Girl with a Pearl Earring
“Girl with a Pearl Earring”はフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」でモデルになった少女にフォーカスを当てたフィクション小説です。アート好きに強くおすすめします!
昔、コリン・ファースとスカーレット・ヨハンソンが主演で映画化されました。興味があるけど、英語には自信がないという方は映画を見てから読んでみるのも良いでしょう。
17世紀オランダの話ではありますが、使用されている英語は平易なので中級者向けの洋書です。
Wonder
“Wonder”は映画「ワンダー君は太陽」の原作です。2012年に発売されてから世界中で人気を博し、500万部以上も売れたベストセラー作品です。
遺伝的な疾患ために、顔に重度な障害を持ち、醜い顔を持っているオギーが苦労や困難を乗り越えて、学校での生活に馴染み、友達を作っていく物語です。人は見た目よりも大切なことがあるということを教えてくれます。
300ページほどあり分厚い本ではありますが、平易な英語で書かれているしストーリーが感動的で面白いので楽しく読めるでしょう。もし難しい場合は、映画を見てから読むことをおすすめします。
How to Win Friends and Influence People
“How to Win Friends and Influence People”はデール・カーネギーの「人を動かす」の原著です。1937年に発売された自己啓発本ですが、書かれた内容は現代の世界でも綴るものがあるため今でも世界中の多くの人々に愛されている本の1つです。
この本を読むことで、洋書の多読のトレーニングになるだけでなく、あなたの周囲の人々と良好な関係ながら、自分の意思や意見を通していくためのコツやテクニックを身につけることができるでしょう。
中級レベルの英語学習者におすすめです!
Kindleで購入するとたったの43円なので(2023年1月)、興味がある方はぜひチェックしてみてください!
Silent Patient
“Silent Patient”はミステリー小説です。夫を殺した妻Aliciaが精神病院に入院することになったのですが、彼女は一切口をきかないため、捜査が一向に進みません。そして、心理療法士がAliciaとコミュニケーションを取ろうと試みます。そして徐々に真実が明るみに出るのですが…
352ページもある分厚い本ではありましたが、ページをめくる手が止まらないほど面白い本でした。そして衝撃的な最後は圧巻です!!楽しみながら読み進められることは間違いないでしょう。
会話や日常生活で場面を描くシーンが多いためか、比較的平易な英語で書かれています。
GRIT
GRITとは「やり抜く力」のことです。成功している人を見ると私たちはついつい「彼は頭がいいから」「私には才能がないから」と思ってしまいがちです。しかし、頭の良さや才能は関係なく、「情熱」、「粘り強さ」や「継続力」が成功するために重要であると筆者は考えており、実例を交えながらそれを科学的に証明しています。これらのスキルは決して先天性のものではなく、トレーニングによって身につけることができるようです。
英語の学習だって同じです。この洋書を読んで、改めて英語学習に対するモチベーションを上げませんか?
GIVE and TAKE
この本は私が好きな洋書トップ3にランクインする本です。
人に与え続けるGiver、そして、与えられてばかりで自分からは何も与えようとしないTaker、そしてバランスよく人から与えられ、そして人に与えることができるMatcherの3種類の人間に分けることができます。
この中で最も成功するタイプ、そして最も失敗するタイプはどれだと思いますか?
どちらも答えはGiverです。そしてこの本では、その理由と成功するGiverになるためのポイントを実例を交えながら説明しています。非常に興味深いです。
作者であるアダム・グラントによる、この本で書かれている内容を説明したTED Talkもあります。リスニングの練習にもあるので、こちらも試聴してみてはいかがでしょうか?
Factfulness
“Factfulness”という単語は英語に実際存在しません。作者による英語の造語です。
この本を読むことで、メディアに踊らされずに、きちんとデータに基づいて世界を見ることの大切さを学ぶことができます。最後には世界は進歩しており、より良い場所になってきているとポジティブな気持ちになることができるでしょう。
作者であるハンス・ロスリング氏はスウェーデン出身で英語のネイティブ・スピーカーでないためか、比較的平易な英語で書かれています。中級レベルの英語力があれば読み進められると思います。
Becoming
この本は元アメリカ大統領バラク・オバマ氏の妻であるミシェル・オバマ氏の回顧録です。
彼女がどのように育ち、そしてどのように大統領夫人を務めてきたのかについて学ぶことができます。
彼女は非常に優秀です。しかし、黒人であったが故に、決して順風満帆な人生を送ってきたわけではありません。数々の差別や困難を乗り越えてきたのです。
かなり分厚い本ですし、教養がある方の英文であるためか英語のレベルは非常に難しいためチャレンジングな洋書ではありますが、ぜひ多くの方に読んでもらいたい名著です。
洋書版で挫折しそうな方は、日本語に翻訳された「マイ・ストーリー」から入っても良いかもしれません。
The Culture Map
The Culture Mapは外資系企業や、外国人と日常的に一緒に働く機会がある方におすすめな本です。筆者の体験をもとに、さまざまな人種や国籍の人々の働き方、生き方、そして考え方を紹介し比較した本で、非常に興味深い内容でした。
この本を読むことで、異文化理解を深めることにつながるでしょう。また、日本の文化や特徴について学ぶこともできます。例えば、会議前に行っておく「根回し」は日本独特の文化であることをこの本を通じて学ぶことができました。
この本は、具体例をベースに、それぞれの国の文化や価値観を紹介していたり、表や図といったビジュアル的な要素も含まれているため、読みやすい本であると思います。
Atomic Habits
“Atomic Habits”は悪い習慣を断ち切ったり、良いことを習慣づけるための科学的な理論と方法を具体例を用いながら説明した本です。この本を読むことで、洋書の多読だけでなく、英語の学習を習慣にするためのコツを身につけることも可能になるでしょう。
比較的平易な英文で書かれているため難易度は高くないと思いますが、もし難しい場合は、翻訳版の「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」を読んでから洋書多読に取り組むのも良いでしょう。
Rich Dad Poor Dad
“Rich Dad Poor Dad”は「金持ち父さん貧乏父さん」として日本語にも訳されている本でベストセラーです。
250ページほどの厚みがある本ですが、非常に平易な英語で書かれているため読みやすい洋書です。また、英語の勉強として活用できるだけでなく、「お金」の勉強にも使えるため大変ためになる本です。
私の人生観を変えた本であると言っても過言ではないでしょう。この本から多くのことを学びました。欲を言うと、もっと若い頃に読んでおきたかったなぁと読める本です。興味がある方は今すぐに読むことをおすすめします。
まとめ:洋書の多読でリーディング力をアップさせよう!

いかがでしたか?
洋書の多読はリーディングやリスニング力を磨き上げるだけでなく、様々な知識を身につけることにもつながります。
効果を感じるまでに時間がかかります。洋書の多読を継続し、習慣化させるためにも楽しみながら洋書の多読に取り組めるようにしましょう!
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