「英語を正しく発音できるようになって、きちんと伝わる英語を話したい!」
「カッコよく英語を発音できるようになりたい!」
皆さんは、このような願望をお持ちではないですか?英語を正しく発音できるようになると様々なメリットがあります。
しっかりと学習すれば1ヶ月ほどで、大きな変化を見ることができるでしょう。
この記事では、英語の発音を良くするメリット、英語の発音を良くするための方法、英語の発音を良くするためにおすすめな洋楽をご紹介します。
読み終える頃には、実践してみたくてウズウズするでしょう。
英語の発音をよくするメリット3つ

英語の発音を良くするメリットは下記の3つです。
- リスニング力が上がる
- 発音を矯正する必要がなくなる
- 英語が伝わりやすく、自信を持てる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
リスニング力が上がる
自分が発音できない単語・フレーズは決して聞き取ることができないと言われているため、英語を正しく発音できるとリスニング力が急激にアップするでしょう。
英語の発音は、アクセント、文字と文字を繋げるリンキングなど気をつけるべきポイントがたくさんあります。ご自身でこれらの発音を正しくできるようになると、英語を聞き取った際に、自ずと英語の音が文字化されるようになるのです。
発音を矯正する必要がなくなる
皆さんは英語の単語やフレーズを覚える際に、スペリングや意味だけでなく発音もチェックしているはずです。
この段階で間違った発音で覚えてしまうと、後から矯正するのは非常に難しいです。しかし、英語を学習する早い段階で正しい発音のやり方を身につけておくと、途中から矯正する必要がありません。
英語が伝わりやすく、自信を持てる
皆さんは、外国人に英語で話かけた際に、”Pardon?”や”Huh?”と言われたことはありませんか?
日本人の場合、聞き取れない時に、「は?」と言うと、怒っているように聞こえてしまい、相手に悪印象を与えてしまいます。しかし、英語の場合は、”Huh?”はよくある表現で、特に深い意味はないので心配しないでください。
しかし、自分の英語が伝わらず聞き返されると「自分の英語が間違っていたからかな?」「発音が悪いのかな?」と不安になってしまうものです。そして、最悪の場合、英語を話すことに恐怖を感じてしまい、英語を話せなくなってしまいます。
しかし、正しい英語の発音のやり方を身につけることで、このような不安や恐怖はかなり払拭され、むしろ自信になります。
オーストラリアに留学に行ったときに様々な国から来た留学生に出会いました。特にインド人の英語のアクセントが強くて、全く聞き取れなかったです。しかし、このことをオーストラリア人の友人に話すと、「インド人よりも、日本人の英語の発音の方がひどい。」と言われてショックを受けました。
正しく自分が言いたいことを伝えるためにも、日本人は特に英語の発音をしっかり身につけることを心がけるべきだと思います。
私がやった英語の発音を良くする方法

私はオーストラリアに大学院留学をする前には公立高校の英語教員を8年間勤めていました。教員になる前に、英語を教えるようになるのだから、正しく英語を教えたいと考え、英語の正しい発音について勉強しました。
その成果もあり、「Yuiの英語の発音はいいね。」とネイティブスピーカーに褒められることも多いため、正しく英語の発音ができていると自負しています。
ここでは、私が実際に行った英語の発音を良くするための勉強方法を紹介します。
Step1: 英語の発音に関する本を一冊読みきる
まずは、英語の発音に関する本を一冊読み切ります。
私の場合は、少し古い本ですが、『オバケの英語』という本を読みました。
この本は、日本語にはない英語特有の音を発する時の舌の位置や、息の吐き出し方などをイラスト付きで説明している本です。
ただ正しい英語の発音のやり方を説明しているだけでなく、ストーリー仕立てでオバケが正しい英語の発音のやり方を食べ物を使いながら例を示して教えてくれる(例えば、「ゴマを唇に挟んで飛ばすように発音する」)ので、楽しく取り組むことができました。
この本は少し古いです。私も10年以上前に使いました。他にも英語の発音に関する新しいテキストがあるので、新しいテキストでも構いません。まずは、発音に関するテキストを通読しましょう。
Step2: 正しい発音のやり方を意識しながら短い英文を音読する
つづいて、正しい発音のやり方を身につけたところで、実際に、その正しい発音のやり方を意識しながら英文音読の練習をしましょう。
いきなり長文から入ると飽きたり、挫折してしまう可能性があるので、短い英文をたくさん読むことがおすすめです。
Step3: 正しい発音を意識しながらカラオケで洋楽を歌いまくる
そして、正しい発音で英文を読み上げることに慣れてきたらいよいよ実践練習に移ります。
洋楽のカラオケです。正しい発音で洋楽を歌うことができれば、正しい英語の発音をマスターできたと言っても過言ではないでしょう。
そして、カラオケで洋楽をひたすら歌い続けます。1曲だけに集中し、よどみなく正しく英語を発音しながら歌えるようになったら、次の曲に移ります。
私はこのようなトレーニングをして正しい英語の発音を身につけることができました。
英語の発音練習におすすめな洋楽の特徴

洋楽を使って実践演習をするのですが、どのような洋楽でも良いわけではありません。最終的にはどのような洋楽も歌えるようになることがゴールですが、まだ正しい英語の発音を身につけようとしている段階では、洋楽の選び方に注意が必要です。
洋楽を選ぶ時には下記の3点に気をつけましょう。
- 自分が好きで興味がある曲を選ぶ
- 最初はバラードなどスローテンポな曲を選ぶ
- 発音がクリアで聞き取りやすいアーティストの曲を選ぶ
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
自分が好きで興味がある曲を選ぶ
まずは、自分が好きな曲または興味がある曲を選ぶことをおすすめします。
やはり、興味があるものを活用することで楽しく学習することができるでしょう。
また、自分が好きな曲であることで、早くカッコよく歌えるようになりたいとモチベーションが上がるため、より一生懸命取り組むようになるからです。
最初はバラードなどスローテンポな曲を選ぶ
自分が好きな曲、または興味がある曲を選ぶようにと言いました。次に考えるべきは曲のジャンルやスピードです。
いくら好きな曲であっても、初心者がラップを選ぶのは好ましくありません。難しいと思います。最初はバラード等のスローテンポな曲を選ぶことをオススメします。
慣れてきたら、少しずつテンポアップしていくことで、ご自身の英語の発音もよりしっかりと身につけることができ、学習効果を高めることができるでしょう。
発音がクリアで聞き取りやすいアーティストの曲を選ぶ
そして、発音がクリアで聞き取りやすいアーティストの曲を選びましょう。最初は訛りが少なくて聞き取りやすいアーティストの曲を選ぶと、発音練習しやすいです。
英語の発音を良くするためにおすすめの洋楽7選

最後に、私自身も実際に英語の発音練習に使ったオススメの洋楽を7曲ご紹介します。
I Want It That Way / Backstreet Boys
バックストリート・ボーイズは1993年の結成以来、今でも世界中で愛されているグループです。
“fire”,”heartache”, ”desire”など、日本人が苦手とする“r”を発音する部分が多いので良い練習になります。
I Want It That Wayは比較的スローで、クリアに発音されているため、英語の発音を勉強するのにオススメです。
You Raise Me Up / Celtic Woman
この曲は2006年のトリノオリンピックで女子スケーターの荒川静香さんがエキシビジョンで使ったことで有名になりました。アイルランド出身の女性たちで構成されているグループの曲で、「ケルティック・ウーマン」とは「ケルト人の女性」という意味を表します。
難しい表現や単語は使われていないため、歌いやすい曲でしょう。歌詞もパワフルで元気を与えてくれる名曲なので、日本語訳もチェックしてくださいね。
Just The Way You Are / Bruno Mars
この曲は、歌も素敵ですが、ミュージックビデオも秀逸なので必見です!リズムが良く、歌詞も分かりやすいため歌いやすいでしょう。
特に男性にオススメの曲です。この曲をしっかりと歌えるようになって、あなたが大好きな女性に歌ってあげましょう!
A Whole New World / Mena Massound & Naomi Scott
A Whole New Worldはディズニー映画『アラジン』のテーマソングで、誰もが聞いたことがある曲だと言っても過言ではないでしょう。
テンポがゆっくりで、英語もクリアで聞き取りやすいです。
単語やフレーズも中学レベルの単語ばかりなので、まずは手始めにこの曲からスタートさせてみてはいかがでしょうか?
Bad Day / Daniel Powter
カナダ出身のアーティスト、ダニエル・パウター。Bad Dayは2005年に発表された今でも世界中の多くの人々に愛されている名曲です。
ゆっくりな曲で、使用されている単語やフレーズも難しくないので初心者にオススメな曲と言えます。
また、落ち込んだ日に思わず勇気づけられるような歌詞なので、日本語訳もぜひチェックしてみましょう。
Perfect / Ed Sheeran
エド・シーランのラブソングです。私が高校教員だった時に、この曲を授業で流した時に、高校生たちにも大好評でした。
これも男性に特にオススメな曲ですね。この曲を完璧な発音で歌われたら、落ちない女の子はいないのではないかと個人的には思います。
ゆっくりめなバラードで、単語やフレーズの難易度も低いため歌いやすいでしょう。
It‘s My Life / Bon Jovi
ボン・ジョヴィはアメリカ出身のロック歌手です。It’s My Lifeは2000年に発表された曲で少し古いですが、今でもよく聞くため知っている人が多いでしょう。
自分の人生に信念を持つ人、何かに挑戦しようとしている人を応援するような曲です。私自身も、テンションを上げたい時によく聞いています笑
スピードは早くないので聞き取りやすいですが、スラングが多いと言う特徴があります。
まとめ:洋楽カラオケは英語の発音を良くするためのベストな方法!
英語を正しく発音することで様々なメリットがあります。そして、洋楽を活用することで、楽しく、かつ簡単に英語の発音を良くすることが可能です。
英語の勉強を継続させるためには「楽しい」と感じることが一番です。ご自身のお気に入りの洋楽を、正しい発音でカッコよく歌える自分をイメージしてみてください。きっとモチベーションが上がって、しっかりと歌えるようになろうともっと頑張れるはずです!
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