日々TOEICに向けて勉強していると、
「英語のネイティブスピーカーがTOEICを受けると満点なのかな」
と、疑問に思うことはありませんか?
ありますよね。私はしょっちゅう思います。
TOEICの勉強をしながら、「英語を母語として生まれたかった」とか、「せめて英語に近い言語を母語にしたかった」と思うことが多々あります…。
そのたびに、日本語も日本語の美しさがあると自分に言い聞かせていますが(笑)
ですので、今回はTOEICの記事番外編、英語のネイティブスピーカーはTOEICで満点を取れるのかという疑問について書いていきます。
ネイティブでもTOEIC満点は難しい
いきなり結論にはなりますが、ネイティブスピーカーでもTOEICで満点を取ることは難しいです。
理由を調べる前に、私なりで理由を考えて、「日本人でいう、漢字検定や日本語検定の満点を取れないのと一緒かな」と思っていましたが、どうやらそうでも無いようです。
問題の中身よりも集中力が問われる
TOEICの問題の多くは、日常会話でよく使われる会話で成り立っています。
専門的な単語が少なく、英語を母国語として育った人なら、簡単な国語のテスト並みに感じられるそうです。
ところが、その問題の数がネックなのです。
全200問を解くために2時間も集中力を途切れさせないようにすることは、英語を母語とするネイティブには簡単すぎて苦痛なのだとか。
リスニングパートでの会話スピードも、彼らにとってみれば遅いくらいです。
確かに私もアメリカ在住時に、TOEICのリスニング問題を聴きながら寝かけたことがありました。
その時のリスニングの点数は490点だったのですが、私でさえそうなので、ネイティブスピーカーにとっては眠気や飽きとの戦いです。
オーストラリアに15年住んでいた友人KがTOEICを受けた話
中学1年生の頃からオーストラリアに住んでいる友人Kが、先日日本での就職を希望してTOEICを受けてきました。
彼女は日本語を話すよりも英語を話すほうが当たり前になっているため、頭の中で考える時も英語で考えるそうです。
そのためTOEICは予習をせずとも高得点を取れるだろうと落ち着いて臨んだそうなのですが、結果は900点に届きませんでした。
理由を聞いてみたところ、やはり集中力が途切れてしまうことを挙げていましたし、問題が長いし多すぎるとも言っていました。
確かに考えてみると、リスニングのPart4は英語云々よりも、集中力と記憶力が試されている感じがしますよね。
そう考えると、ネイティブスピーカーが満点を取れないのも頷けます。
私たちは普段から練習問題を解いてTOEICの形式に慣れているため、自然と集中できる忍耐が身についているのでは無いでしょうか。
日本語が母語でもTOEIC満点は取れる
英語のネイティブスピーカーでもTOEIC満点を取ることが難しいと分かりましたが、私たちのように日本語を母語とする人たちでもTOEICで満点を取ることは可能でしょうか。
答えは YES です!
現にインターネットで検索してみると「TOEIC990点を取りました!」と言っている方々がわんさかいます。
ネイティブでも取るのが難しいTOEIC満点を持っていたら、とても自信になりますよね!
初めから満点を狙うのは難しいとは思いますが、徐々にハードルを上げていって、自分が納得するTOEICの点数を取りましょう。